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豊橋市の整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト tamaco

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扉つき収納、気を付けたいこと

今日は、収納についてのお話を少しだけ。

押し入れ、戸棚、クローゼットなどなど。

収納家具に扉がついていると

中に収めたモノたちを隠せるので

視覚的にスッキリした空間を演出できます。

地震などで建物が揺れた時、

モノが飛び出す危険性を減らすことができます。

収納という観点だけならば

扉つき収納は魅力的ですが、

「日々を楽する片づけ」という観点からは

ちょっと注意が必要なこともありますよ。

モノを取り出すまでのアクション数が増える

サッと取り出したいモノをしまうには、

扉がない棚の方がオススメ。

モノを取り出すまでのアクション数、

つまり、取り出すまでの

動く回数が増えるからです。

戸棚からモノを取り出すために

①扉を開く

②モノを取り出す

③扉を閉じる

と、合計3回の動きが必要となります。

一方、

扉のない棚からモノを取り出すときは、

①モノを取り出す

つまり、動きは1回だけ。

このアクション数が多いと

収納している場所から

使いたいモノを出したり

しまったりすることに対して

「面倒だな」と感じてしまう。

そうなると、

その収納場所へ戻さなくなってしまうんです。

「片づけやすい」収納用品を考える時は

出し入れのしやすさ、アクション数も

考えていくこと。

アクション数が多くても片づけられるよ~

という人や

片づけが面倒でも

モノをスッキリ隠せることを重視したい

という人でしたら、扉つきでも良いでしょう。

「片づけやすくしたい」が一番の願いの人や、

ズボラな人は、扉つきを選ぶ時は覚悟してください。

空気がこもるので、こまめに換気を

扉でしめきると、空気がこもります。

押し入れの除湿剤なるものが売られているように、

扉を閉めたままだと

湿気がたまりやすいんです。

湿気からカビや虫は発生しやすくなります。

ですので、

扉を閉めっぱなしにしないこと。

扉つき収納はアクション数が増えるから

いつも出し入れするモノではない

いわゆる2軍アイテムの定位置になりやすいですが、

いつも出し入れしないからこそ、

扉は閉めたらしまっぱなしになりがち。

そこで、意識的に扉を開けて

空気を入れ替えするようにしましょう。

ちなみに我が家は

押し入れの扉を頻繁に開けています。

こんな感じで。

押し入れがある和室を使う時や

来客時には閉めますが、

普段は開けっ放し。

部屋の窓を開けて換気するのと同じ感覚で

こまめに開け閉めできればよいのですが

こまめにやれないので、

開けっ放しにしています。

モノの量と使用頻度にあった定位置を!

扉つき収納についてのアレコレを綴りましたが、

「私はズボラだから、扉のない棚に収納しよう!」

と考える方もいらっしゃるでしょう。

ただし、ご注意いただきたいのは…

収納用品を良いものにしても、

そこに見合った量や内容のモノを収めていなければ

片づかない!ということです。

「頻度が高いから」と

同じ位置や棚にモノを詰め込んでいると

詰め込まれたモノの中をかき分けて

使いたいモノを取り出すという

アクション数が増えてしまいますからね。

ギュウギュウに詰まった棚に

モノを戻すのもまた億劫になり、

たちまち棚へ戻さなくなります。

というわけで、やっぱり、

収納を考える前に

モノの整理(仕分けと分析)が

重要!という話になるのでした。