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豊橋市の整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト tamaco

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「思い出」との向き合い方を考えよう

「思い出」として所有しているモノがたくさんあって頭を悩ませている、という方からお悩みメッセージをいただいたので、今回は最近のプライベート話から「思い出アイテム」との向き合い方のヒントをお伝えします。

連休中の「思い出」

8月のお休み」、充実した日々を送らせていただきました!

家族と楽しくお家で過ごせることが最高のリフレッシュではあるのですが、私と夫は「家族との時間も欲しい!」に加えて「家族との時間以外の、自分を満たすための時間も欲しい!」という夫婦。ですので、それぞれ家事育児を託して「おひとり様タイム」も確保しました。

私の「おひとり様タイム」は、名古屋のとある展示場へ出かけてくることでした。

大好きな漫画家さんの作品展へ行ってきました

名古屋駅エリア(ジェイアール名古屋タカシマヤ)で開催されていた「矢沢あい展」へ。

彼女の作品、8割以上所有していました。(結婚、出産、引っ越しのたびに手放していきましたが)

いやぁ、、、本当、良かったです(語彙力なくてすみません)。

このイベントが名古屋で開催決定と知ってからずっと行くぞと決めていた私。展示会オリジナルグッズもネットで調べ続け「どれも欲しい!!」と思いながら行く日を心待ちにしていました。

実際、グッズ売り場でも散々悩み、手に取っては売り場に戻し、レジかごに入れては売り場に戻しを繰り返してましたが、、、

結局、買ったのはこの3つだけ

図録(展示品を掲載した冊子)。紅茶。付箋紙。

必ず使い切るモノと、読みつくすモノだけにしました。

漫画に出てくるぬいぐるみとか、アクセサリー、コップ、あとは雑誌付録の復刻商品や今回のイベントのための書き下ろしイラスト付きの鏡やポーチなどもありました。どの商品も、それはそれは素敵でした。

でもですね、

素敵すぎて貴重すぎて「使うのがもったいない!」と感じて、使わずに保管するだけになりそう。そして、ゆくゆく「これ、どうしよう?」と困ってしまうことが想像ついたんです。

だから、買わなかったんです。

独身時代、思い出をため込んでいた私

もう少し若かったころの私の話は、映画や舞台、お気に入りアーティストのライブなどへ行くことが大好きでした。行くたびにイベントグッズを衝動的に買っていました。

「記念だし!このイベントでしか買えないし!思い出だし!」と思って持ち帰り、「使わずキレイな状態で保管しておこう」と、部屋にしまいこんでいました。イベントで受け取った無料配布のチラシや小さな紙切れも「思い出」として保管していました。

その後、生活が変わるタイミングで部屋の整理をした時のこと。それらの「思い出だし!」を大量に詰め込んでいたことで、非常に苦悩したんです。

今更「じゃあ使おう」と思いきれないし、眺めていても量は減らないし。

新しい生活では、もっともっと思い出は増えていくだろうし。

そんな風に色々思い巡らせて、頭を悩ませながら、最終的には「これからのためのスペースが欲しい」を優先し、手放しました。

主に写真を撮りアルバムへ残し、現物はサヨナラしました。

資源ごみや不燃ごみとして処分したり、コレクターさんや買取店に引き取ってもらったりしました。

紙類や布製品、金属や陶器、化粧品など、、、様々な思い出を沢山迷い、いろんな形で荷造りしたり運びだしたりするのも大変ではありましたが、それらを通して心の底から感じたことが2つあります。

●モノ自体が無くなっても、思い出そのものが消えるわけではない

●せっかくの思い出が、時を経て「コレ、どうするの?」なんて頭を悩ますようになるのは切ない

これを強く深く感じたんです。

まさに「コレ、どうするのよ?」と苦悩して整理した経験があるからこそ、モノの購入基準が研ぎ澄まされていきます。私はこの整理経験をしたことによって、思い出との付き合い方というか、向き合い方みたいなことが変わっていったんです。

ですので、やっぱり整理って重要なんですね。思い出の現物が必ずしも必要なのか?と考える。これを行うことで、今後のモノとの付き合い方が歴然と変わります。空間だけではなく思考も行動もスッキリしていきます。

全部手放そう!と考えなくても大丈夫

とはいっても、手に取り見直すことで元気が出るモノや一生手放したくない大切なモノといった「精神的な支えとなるモノ」まで手放す必要はないです。

ただし、それが多すぎることで生活に支障をきたす場合は、量の見直しを考えましょう。

本当に何度も見返しますか?昔にとらわれすぎていませんか?

「思い出だから」としまい込んでいるモノがたくさんある方は、「思い出」のスペースと「今」、「これから」のためのスペースとの折り合いをよく考えてみましょう。

1人では難しい場合は、

中立的に見守ってくれる人と一緒に整理をしてみることをお勧めします。

見守ってくれる人に話を聞いてもらいながら整理する。声に出しながら整理すると、気持ちや考えがハッキリしてきますよ。

年齢を重ねるたびに、思い出は増えていく

その都度モノを抱えていくと、場所を圧迫されるだけではなく、管理や整理の時間と手間もとられてしまいます。

年齢を重ねて放置していけばいくほど、人間は体力や判断力がどうしても衰退していくので、身動きが取れなくなりがち。だからこそ、モノの整理をして、買い方、残し方、変えていきたいものです。

つまり!

歳を重ねてからの「思い出だから」の買い物については特に気を付けましょうね。

という話でした!!